アニメと違う?ドラえもん原作の裏設定と毒舌・幻の最終回を徹底解明

アニメと違う?ドラえもん原作の裏設定と毒舌・幻の最終回を徹底解明

アニメと違う?ドラえもん原作の裏設定と毒舌・幻の最終回を徹底解明の真相について、最新情報を詳しくお届けします。

『ドラえもん』の原作には、大人の鑑賞にも耐えうる、あるいは大人だからこそ背筋が凍るような怖い回・トラウマ回が複数存在します。藤子・F・不二雄先生がライフワークとして描いた「SF(すこし・ふしぎ)短編」に通じる、冷徹なディストピア観や実存的不安が児童漫画の枠組みに鮮やかに注入されているのです。

代表的なエピソードを挙げると、自分の気に入らない人間を世界から消滅させていき、最終的に地球上で完全な孤独に陥る「どくさいスイッチ」、ネズミに驚いたドラえもんが狂気に駆られ、地球ごと爆破しようと取り出す「地球はかいばくだん」、無限に増殖する栗まんじゅうが宇宙の彼方に投棄される「バイバイン」などがあります。いずれもブラックなユーモアと表裏一体の恐怖を孕んだ展開が読者の記憶に強烈な爪痕を残します。

さらに、人体を真っ二つにして上半身と下半身を別々に行動させる「人間切断機」や、現実と夢の境界が崩壊していく「うつつ枕」など、サイコホラー的な演出が光る作品も少なくありません。子ども騙しを一切排し、不条理や人間の欲望の果てを容赦なく描き切る筆力こそが、時代を超えて読み継がれる最大の要因といえます。

小林 直樹
著者

小林 直樹

シンプルで洗練された住まいづくりとインテリアコーディネートのアイデアを提案しています。