今回の事件で使われたのは、一般的な大手マッチングアプリではなく、個人間融資や「パパ活」に特化した掲示板、あるいはX(旧Twitter)の裏アカウントだったとされている。こうしたプラットフォームでは、身元確認が極めて甘い。偽名や使い捨てのSIMカードを使えば、容易に別人になりすますことができる。
容疑者の男も、複数のアカウントを使い分けて複数の女性と接触していた形跡がある。警察のサイバー犯罪対策課は解析を急いでいるが、暗号化されたメッセージアプリの壁に阻まれ、全容解明には時間がかかる見通しだ。テクノロジーの進化が、犯罪者の隠れみのとして機能してしまっている現実は否めない。