防振双眼鏡における長年の宿命だったのが「重量」と「電池寿命」の課題だった。単3電池を何本も装填し、重いモーターを内蔵した初期の製品は、重量が800gを超えることも珍しくなく、女性ファンからは「腕が疲れて最後まで集中できない」という悲鳴が上がっていた。
現在、その課題は完全に過去のものになりつつある。マグネシウム合金と高強度カーボンファイバーを組み合わせたフレーム構造と、超省電力型電子回路の採用により、本体重量は300g台後半にまで軽量化された。さらに、USB-Cからの急速充電や、省エネ技術の向上によって連続駆動時間は40時間を突破。連日のツアー参戦や長時間の野外フェスでも、バッテリー切れの心配から解放されたのだ。