震災、なでしこ、そしてアラブの春——15年目の2026年に読み解く「2011年」が決定づけた私たちの現在地

震災、なでしこ、そしてアラブの春——15年目の2026年に読み解く「2011年」が決定づけた私たちの現在地

震災、なでしこ、そしてアラブの春——15年目の2026年に読み解く「2011年」が決定づけた私たちの現在地にまつわる興味深い視点を詳しく紐解きます。

2011年7月24日、日本のテレビ史が大きな節目を迎えました。半世紀以上にわたって親しまれたアナログテレビ放送が終了し、地上デジタル放送(地デジ)へと全面的に移行したのです。ブルーバックの画面に流れる終了告知は、昭和から続いた「一家に一台のテレビを囲む生活様式」の終わりを象徴していました。

この変化は単なる技術更新にとどまりませんでした。同年に登場したLINEをはじめ、Twitter(現X)などのソーシャルメディアが震災時の安否確認や情報拡散で爆発的に普及。地デジ移行とスマートフォン普及の波が重なったことで、国民の情報摂取スタイルは「受動的なマスメディア」から「能動的・双方向的なデジタル空間」へと不可逆的にシフトしていったのです。

鈴木 陽菜
著者

鈴木 陽菜

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