スティーブ・ジョブズ氏が米国外初の直営店としてこだわり抜き、2003年11月に開業した旧Apple銀座。全面ガラス張りのシースルーエレベーターやシアターを備えたアイコニックな空間がなぜ移転を余儀なくされたのか、その根本的な理由はビルの老朽化に伴う「サエグサ本館ビル建て替えプロジェクト」にあります。
旧サエグサ本館ビルは1967年に竣工した建物であり、築年数は55年を超えていました。東京都心部で進む防災機能の強化や最新の環境基準への適合、耐震性の抜本的向上を目的とした再開発計画が決定したため、Appleは建物の解体・再建期間中の代替拠点として現在の8丁目ビルへ一時移転する道を選びました。
不動産開発の計画データおよび関係各所の動向によると、新サエグサ本館ビルは地下2階・地上10階前後の最新鋭複合ビルとして設計されており、2026年内の竣工およびリニューアルオープンを目指して工事が進められてきました。新たな本拠地では、最新の環境配慮型設計とともに、次世代型の「Today at Apple」スペースや拡張されたジーニアスバーが復活することが期待されています。