ネット上で頻繁に飛び交う「横浜からのディズニー行きバスは予約が取れない」「朝の満席で置いていかれる」という噂ですが、この結論から申し上げますと、「予約できない」のではなく「そもそも予約制が存在しない(先着定員制)」というのが正確な事実です。
京浜急行バスおよび京成バスグループが共同運行する横浜駅〜東京ディズニーリゾート線は、基本的に事前座席指定やWeb事前予約を受け付けていません。乗車当日に乗り場へ並んだ順番で案内される「座席定員制」を採用しているため、チケットを事前に確保して確実に乗るというシステムそのものが機能していないのです。
この仕組みが、開園待ちを目指す朝のピーク帯において大きな摩擦を生んでいます。パークの開園時間(通常8:30〜9:00前後)に合わせようとすると、乗客の希望出発時刻は自ずと「午前6時台後半から7時台後半」に過密集中します。1台の高速バスに乗れる人数は補助席を含めても概ね45名〜50名前後に限られているため、乗り場に100名以上の列が形成された場合、2〜3便を見送らなければならない計算になります。
現地での観察でも、週末や大型連休、学生の長期休暇シーズンには、出発時刻の30分以上前からYCATロビー内に長蛇の列が伸び、目の前で「定員締切」を告げられて青ざめるグループが日常茶飯事となっています。これが「満席で乗れない」という悪評や都市伝説の正体です。