アヤソフィア大規模修復!最新拝観規制と見学ルート変更の現地ルポ

アヤソフィア大規模修復!最新拝観規制と見学ルート変更の現地ルポ

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今回のアヤソフィアにおける工事の核心は、直径30メートルを超える巨大ドームとそれを支える四方のミナレット(光塔)の構造補強にある。実のところ、この巨大建築が1500年もの間、数々の大地震を耐え抜いてきた背景には、16世紀のオスマン帝国が誇る伝説的建築家ミマール・シナンによる補強工事が存在した。

現代の修復チームは、シナンが遺した厚い控え壁(フライング・バットレス)の構造を最新のレーザースキャンで徹底的に解析。古代のモルタル組成を解析しながら、チタン製の補強フレームや超軽量カーボンファイバー材を不可視の領域に埋め込む作業を進めている。まさに最先端の文化財保護・建築修復技術と、16世紀の天才建築家の知恵が時を超えて融合する現場なのだ。

高橋 健太
著者

高橋 健太

Webメディアでの編集・執筆歴10年。読者の好奇心を刺激するストーリー作りを心がけています。