昭和の演歌女王にとどまらず、ジャンルを超越し続けた八代亜紀の経歴プロフィールは極めてダイナミックです。
熊本県八代市に生まれ、中学卒業後に歌手を目指して上京。銀座のクラブで歌いながら下積みを重ね、1971年に『愛は死んでも』で念願のプロデビューを果たしました。1973年の『なみだ恋』で大ブレイクを果たして以降、『舟唄』『雨の慕情』など国民的大ヒット曲を連発し、日本レコード大賞をはじめとする数々の賞を総なめにします。
さらに2010年代以降は、原点であるジャズの世界に本格復帰。名門ブルーノート東京でのライブや本格派ジャズアルバムのリリース、ロックフェスへの出演など、70代を迎えてもアグレッシブな挑戦を続けました。音楽と絵画の双方で頂点を極めたその生涯は、日本のエンターテインメント史において極めて稀有な存在です。