ブルーフォールの営業終了が公になった際、SNSや掲示板では「死亡事故が起きて運行休止になった」「ワイヤーが切れて人が投げ出された」といった物騒な噂が独り歩きしました。しかし、警察や消防、国土交通省の公的記録、および施設側の発表を精査しても、ブルーフォールにおいて死亡事故や重傷事故が発生した事実は一切存在しません。
では、なぜこのような事故説が流布したのでしょうか。要因は主に2点に集約されます。
第1に、強風や降雨、安全センサーの過敏作動による「一時的な運行停止」が誤認されたことです。ブルーフォールは海沿いの高所アトラクションであるため、基準値を超える突風を検知するとコンピュータが自動で運転を緊急停止する高精度な安全回路を備えていました。乗客が一時的に頂上付近や中間部で待機させられる事案が発生するたび、目撃情報が歪められて「大事故発生」とSNS上で拡散された経緯があります。
第2に、1990年代〜2000年代にかけて国内外の他施設で発生した遊具事故との混同です。他遊園地でのコースター脱線事故や海外タワー型ライドのワイヤートラブルの記憶が、国内最高峰の恐怖度を誇るブルーフォールのイメージと結びつき、都市伝説化して語り継がれてしまいました。