大手グルメポータルサイト(食べログ等)における八仙閣本店の評点は3.2台後半で推移していますが、この数値を額面通りに受け取るのは早計です。食通ブロガーが尖った新興店を評価する傾向が強いWEBレビューにおいて、大箱の老舗中華は評点が標準化されやすい特性を持っています。実際の口コミや現場利用者の生の声をつぶさに分析すると、全く異なる実態が浮かび上がってきます。
肯定的なレビューとして圧倒的多数を占めるのは、「接客サービスの安定感」と「広々とした空間が生む居心地の良さ」です。「車椅子やベビーカーを伴う親族12名の会食だったが、段差のケアから配膳タイミングまで完璧だった」「急なビジネスの会食で利用したが、上司や取引先からの受けが非常に良かった」といった、失敗が許されない席での信頼性は抜群です。
一方で、一部に見られる指摘としては、「休日昼の混雑時のウェイティング」「町中華のようなパンチのある濃い味付けを期待すると上品すぎると感じる場合がある」という声があります。八仙閣の味付けは、化学調味料に頼りすぎず、素材の出汁や油のキレを大切にした広東風の上品な仕立てが中心です。そのため、激辛や濃厚なニンニク風味を求める若い層の中には物足りなさを感じる人も稀にいますが、これこそが「翌日胃もたれせず、年配者も最後まで完食できる」という熱烈な支持層を生む源泉となっています。