扉を開けた瞬間に広がる異国情緒は、細部にまで行き届いたこだわりによって支えられている。店内の装飾品や調理器具の多くは、オーナー自らがイタリア現地で買い付け、運んできたものだ。年月を経て味わいを増した木製の家具や、独特の発色を見せる陶器が、空間全体に深みを与えている。
さらに特筆すべきは、スタッフたちの活気あふれるサービスだ。マニュアル化された接客とは無縁の、温かみとユーモアに満ちた対応が、居心地の良さを生み出している。客席と厨房の境界を感じさせないフレンドリーな距離感が、訪れる客に「またこの場所に戻ってきたい」と思わせる強い磁力を生み出しているのだ。