白砂糖の危険性を煽る言説の中には、科学的根拠を著しく欠いた都市伝説やデマが長年信じ込まれています。正確な健康リテラシーを身につけるために、ネット上で拡散された白砂糖の危険性に関するデマを正しく見極める必要があります。
最も悪質な誤解が、白砂糖は漂白剤で白くしているという嘘と製造工程の真相です。「薬品で無理やり白く脱色しているから体に毒だ」と語られることがありますが、これは製造工学的に完全な誤りです。
砂糖が白く見えるのは、雪や砕いた氷が白く見えるのと全く同じ原理です。サトウキビの絞り汁から不純物や色素を遠心分離機や活性炭によるろ過で丁寧に取り除いた結果、純度の高い「無色透明なショ糖の結晶」が残ります。この透明な結晶の表面に光が乱反射することで、人間の目には純白に見えているにすぎません。漂白剤などの化学薬品で脱色している事実は一切ありません。
もう一つの典型的なデマは、「白砂糖を食べると酸性になり、中和のために骨からカルシウムが溶け出して骨粗鬆症になる」という説です。人体の血液pHは恒常性(ホメオスタシス)によって常に7.35〜7.45の弱アルカリ性に極めて厳密に保たれており、砂糖の摂取によって血液が酸性に傾き骨が溶けるという生理現象は医学的に否定されています。