白十字の事業構造は、大きく分けて「病院・施設向け医療材料・医療機器」「介護福祉関連製品」「一般消費者向け(OTC)ヘルスケア用品」の3本柱で成り立っています。
とりわけ現在の収益基盤と社会的存在感を支えているのが、大人用紙おむつ・排泄ケアの主力ブランド「サルバ」です。介護保険制度が導入された2000年以前から研究開発が進められてきたサルバシリーズは、単なる吸水力だけでなく、被介護者の「肌トラブル防止(pHコントロール素材)」や介護スタッフの「交換負担軽減(あてやすさ・漏れにくさ)」を徹底追及した設計で、医療機関や特別養護老人ホームなどのプロ現場から高い信頼を獲得しています。
また、医療機器・医薬品分野においても強固なポートフォリオを有しています。手術室で使用される滅菌済みドレープや特殊ガーゼ、創傷被覆材(ドレッシング材)、消毒剤などの医薬品を取り揃え、医療現場の感染対策と業務効率化をワンストップで支援する体制を整えています。さらに、ドラッグストア等で広く親しまれている「ファミリーケア(FC)」ブランドでは、ワンタッチパッドや伸縮包帯、綿棒など、家庭内の救急箱に欠かせない定番アイテムを展開しており、BtoB(医療・介護施設)とBtoC(一般消費者)の双方で盤石なブランド認知を誇ります。