母・坂口良子さんが遺した財産をめぐっては、当時さまざまな憶測が飛び交いました。一部では「数億円の遺産が残された」と報じられたものの、実際には借金返済の経緯や闘病費用、不動産の処理などもあり、手元に残った現金は世間が想像するほど莫大な額ではなかったと伝えられています。
母の死後、杏里さんは新宿・歌舞伎町のホストクラブへ足繁く通うようになり、短期間で遺産や自己資金を使い果たしたと報じられました。当時のテレビ特番インタビューや自著・手記において、杏里さんは「母がいなくなって、どう生きていいかわからなくなった」「寂しさを埋めてくれる場所がそこしかなかった」と胸中を吐露しています。
SNSやインターネット掲示板では「自己責任」「甘え」といった厳しい批判が噴出しましたが、精神保健の専門家や事情を知る芸能関係者からは、重度のペットロスならぬ「マザーロス(母子喪失症候群)」による深刻なセルフネグレクト状態に陥っていたと指摘されています。実父の不在、義父との距離感、そして絶対的な味方だった母親の急逝が、彼女の精神的防壁を完全に決壊させたことは明白です。