ニュース番組のキャスター交代をめぐる視聴者のざわめきは、メディア社会学でいう「擬似親密性(パラソーシャル・インタラクション)」のメカニズムによって説明できます。視聴者は毎晩同じ時間にリビングで顔を合わせるキャスターに対し、知らず知らずのうちに家族や友人のような親近感、あるいは自らの思想を代弁してくれる「代弁者」としての偶像を投影します。
だからこそ、キャスターが交代すると「裏切られた」「前の人のほうが良かった」という強い認知的不協和が発生します。しかし、テレビ報道の役割は個人の感情をカタルシスへ導くことではなく、複眼的な事実(ファクト)を提示し、視聴者自身が考えるための材料を提供することにあります。
【おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準】
- 現在の報道ステーションが向いている人:
- 扇情的な演出や感情論を排し、落ち着いたトーンで1日の出来事を網羅したい人
- 国際情勢や政治経済の複雑な構造を、現場取材のプロによる冷静な視点で理解したい人
- 安藤萌々アナや小木アナによるバランスの取れた掛け合いで安心感を得たい人
- 慎重になるべき(他の選択肢を検討すべき)人:
- かつての古舘節のような、怒りや熱狂を伴う痛快な政権批判・社会批判を求めている人(ネットメディアや特定のオピニオン系YouTubeが適しています)
- 20代〜30代前半のカルチャーやポップカルチャー中心の軽快なニュースを短時間で消費したい人(『news zero』やネット配信ニュースが適しています)