順調に見えた2人の関係ですが、交際発覚から数年を経て静かに終止符が打たれることになります。ネット上では今なお宝生舞と稲垣吾郎の噂の真相として「事務所の圧力で別れさせられた」「破局が原因で宝生舞が干された」といった憶測が散見されますが、当時の報道記録と関係者の証言を丹念に追うと、まったく異なる実態が浮かび上がってきます。
最大の破局理由として挙げられるのは、平成芸能界特有の「過密スケジュールと過熱報道による精神的摩耗」です。当時、国民的グループの宿命として私生活のすべてをパパラッチに追われていた稲垣吾郎と、繊細な感性ゆえに芸能界の商業主義に違和感を抱き始めていた宝生舞との間で、将来のライフプランやプライベートの優先順位にズレが生じていったと見られています。
また、破局前後に宝生舞が見せた激痩せや体調不良を巡り、「失恋のショックで拒食症になった」「精神的疾患を患った」といったセンセーショナルな噂が独り歩きしました。しかし、彼女自身が後の雑誌インタビューや手記で語ったところによれば、体調不良の本質は特定の恋愛問題ではなく、10代から芸能界という特殊な環境で走り続け、自分自身の心身のキャパシティを超えて表現活動を強いられていたことに対する「身体からのSOS」でした。事務所の圧力で仕事を奪われたという事実もなく、彼女はその後もフジテレビの金字塔ドラマ『ショムニ』シリーズなどで堂々たる演技を披露しています。