日本発祥のポップカルチャーが世界中に拡散した結果、英語圏において「Dakimakura」という単語は、もはや翻訳不要の借用語(ローンワード)として確立しています。海外の大型アニメエキスポやファンコミュニティ(Redditのr/animeなど)を調査すると、一般的な寝具と区別して「二次元キャラクターの等身大抱き枕」を指す専用語として「Dakimakura」が当たり前のように使われています。
ファンの間ではさらに短縮され、「Daki(ダキ)」という略称・愛称で呼ばれることも珍しくありません。また、ネットスラングとしては、お気に入りの女性キャラクター(Waifu)が描かれたものを「waifu pillow」、男性キャラクター(Husbando)のものを「husbando pillow」と自虐や親しみを込めて呼ぶ文化が定着しています。
ただし、ここで注意すべき決定的な盲点があります。一般の非オタク層やシニア層のネイティブに対して「Dakimakura」と言っても通じないか、あるいは「日本のアニメグッズ」という強い先入観を持たれる点です。実用的な睡眠改善の文脈で話す際は、必ず「body pillow」という標準的な英語を選択するのが大人のマナーと言えます。