ネット上の掲示板やSNS、海外渡航コミュニティに投稿されたリアルな体験談を分析すると、乗り継ぎ失敗時に旅行者が直面する共通のトラブルパターンと現場の冷徹な現実が浮き彫りになる。
ヨーロッパ旅行へ向かった20代女性の体験談では、次のような緊迫した状況が語られている。「成田からの便が上海の天候不良で1時間遅れて到着。飛行機を降りた瞬間、通路で航空会社スタッフが乗り継ぎ先都市の名前を書いた紙を掲げていたが、自分の行き先はなく放置された。走って乗り継ぎゲートへ向かったものの、出発20分前にゲートはすでに閉鎖。『Next Flight』と書かれた紙を渡され、言葉も通じないままトランスファーカウンターの長蛇の列に2時間並ばされた」。
また、ビジネス渡航で利用した40代男性は手荷物の扱いに苦汁をなめたという。「便が翌朝へ振り替えとなり、空港近くのホテルへ案内されたが、預け荷物(スルーバゲージ)は空港内に留め置かれ返却されなかった。手元にはパスポートとスマートフォンしかなく、着替えも洗面用具もない状態で一夜を明かす羽目になった。さらに翌日目的地に到着した際、荷物が積み込まれておらず、手元に戻るまで丸3日を要した」。
現場のリアルな観察から分かるのは、中国東方航空の地上対応は「システマチックだが極めて事務的」という点だ。係員は怒鳴る乗客にも動じることなく淡々と処理を進めるため、こちらから強い意志で状況を主張し、確認を怠らないタフさが求められる。