ピアスの穴のしこりはなぜできる?痛くない原因と粉瘤・ケロイドの真相

ピアスの穴のしこりはなぜできる?痛くない原因と粉瘤・ケロイドの真相

ピアスの穴のしこりはなぜできる?痛くない原因と粉瘤・ケロイドの真相についての真相をご紹介します。

しこりを確実かつ美しく治すためには、「自分の今の状態がどの診療科の守備範囲なのか」を正しく把握し、適切な医療機関の扉を叩く必要があります。

ピアスのしこりは病院の何科に行くべきかという疑問に対する医学的な結論は、病態の「ステージ」によって明確に分かれます。

【皮膚科】が適しているケース:急性の赤み・腫れ・激痛・浸出液

耳たぶが赤く熱を持ち、脈打つような痛みがある場合や、黄色い膿が出ている急性炎症期は、まず皮膚科を受診してください。抗生物質の内服・外用による消炎鎮痛処置を行い、感染を沈静化させることが最優先となります。また、軽度の肉芽腫であれば、皮膚科領域でステロイド軟膏の処方や液体窒素による凍結治療が選択されます。

【形成外科】が適しているケース:無痛のしこり・粉瘤の根治・ケロイド切除

痛みがなく皮膚の下にコロコロとした硬い球体がある場合(粉瘤)、あるいは傷跡が赤く硬く盛り上がって拡大している場合(ケロイド)は、形成外科での専門的治療が最も適しています。

粉瘤の根治には、局所麻酔下で特殊なパンチ器具を用いて最小限の穴から嚢胞を絞り出す「くり抜き法(ほぞ穴法)」や、数ミリの小切開による完全摘出が行われます。形成外科医は縫合痕を可能な限り目立たせず、耳垂の輪郭を損なわない繊細な技術に長けているため、審美的な仕上がりを求める上でも最適です。耳介ケロイドに対しては、病変内切除術と術後の電子線照射(放射線治療)、ステロイド局所注射(ケナコルト)を組み合わせた再発防止プロトコルが標準化されています。

林 結菜
著者

林 結菜

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。