では、具体的にどのような食事改善を行えばよいのだろうか。日本痛風・尿酸核酸学会が策定した『高尿酸血症・痛風の治療ガイドライン第3版』では、明確な食事療法の基準が示されている。ガイドラインが推奨する極めて実践的なポイントは以下の通りだ。
まず、1日あたりのプリン体摂取量を「400mg以下」に抑えることが目標とされている。これを達成するためには、特定の高含有食材を連日大量に食べることを避け、主菜のバリエーションを散らす工夫が必要だ。
次に、水分摂取の飛躍的な増量が挙げられる。1日2リットル以上の十分な水分(水や麦茶など)を補給し、尿量を増やすことで、尿酸の体外排泄を強力に促進できる。同時に、野菜や海藻類を多く食べて尿をアルカリ性に傾けることも、尿路結石の形成を防ぐうえで決定的な役割を果たす。極端な炭水化物抜きダイエットなどは、かえって尿酸値を上昇させる懸念があるため、バランスの良い献立づくりが推奨される。