この大豪邸の最大の特徴は、一般的な住居の常識を覆す「36部屋」という圧巻の間取りです。なぜ個人宅にこれほど多くの部屋が必要だったのか、そこには北島さんならではの芸能哲学と人情味あふれる理由がありました。
かつて北島音楽事務所では「内弟子制度」をとっており、山本譲二さんや故・小金沢昇司さん、大江裕さんといった弟子たちが寝食を共にして修業に励んでいました。36部屋という規模は、北島ファミリーの居住スペースだけでなく、住み込みの弟子たちやスタッフ用の個室、さらには大勢の来客をもてなす宴会場やリハーサル室を完備した結果生まれたものです。
広大な館内をスムーズに移動するため、家庭用としては異例の大型エレベーターが設置されています。足腰への負担を減らすバリアフリー設計が施されているほか、大理石がふんだんに使われたエントランスホール、特注のシャンデリア、数々のトロフィーや記念品が並ぶギャラリースペースなど、内部の写真は公開されるたびにその豪華絢爛さが話題を呼んできました。