手術の成功は、長い闘病の第一歩に過ぎませんでした。術後、体内外に残存する微小ながん細胞を根絶するため、半年間にわたる過酷な抗がん剤治療がスタートしました。
抗がん剤の副作用による激しい吐き気、全身の倦怠感、味覚障害、そしてトレードマークでもあった髪の毛の脱毛。心身ともに極限まで追い詰められるなか、彼女を最も近くで支え続けたのが夫・佐々木健介さんでした。健介さんは自らバリカンを握って北斗さんの髪を丸刈りにし、自身も同じ髪型にして「一緒に戦おう」と励まし続けたエピソードは広く知られています。
食事の準備から家事、通院の送迎に至るまで、献身的な夫と息子たちの支えがあったからこそ、過酷な抗がん剤治療とそれに続く放射線治療、長期のホルモン療法を乗り越えることができました。