サウナ体験の中核を成すのが、熱したサウナストーンにアロマ水をかけて蒸気を発生させる「ロウリュ」の存在だ。札幌の多くの施設では、北海道産の白樺から抽出した天然アロマオイルやヴィヒタ(白樺の枝葉)を使用し、森の中にいるかのような澄んだ香りで室内を満たしている。
火照った身体を包み込むのは、地下深くから汲み上げられた冷涼な水風呂。そして、最大のクライマックスは外気浴だ。冬場には氷点下に達する外気が、水風呂を出たばかりの身体を静かに包み込む。温と冷の極端なギャップがもたらす浮遊感は、北国だからこそ味わえる圧倒的なトトノイ体験そのものと言えるだろう。