学生時代はあんなに仲が良かったのに、30代・40代を迎えて疎遠になったり決裂したりするケースが多発しています。大手コミュニティサイトやSNS上の人間関係のネットの反応を定点観測すると、生々しい告白が無数に見受けられます。
- 「同級生が起業してタワマンに住み始めた途端、集まりで見下すようなアドバイスばかりされるようになり、グループLINEを抜けた」(30代男性・会社員)
- 「独身の私と、結婚して子育て中の友人。会話が子どもの話と愚痴ばかりになり、共感できなくなって会うのをやめた」(40代女性・自営業)
- 「会うたびに職場の愚痴をマシンガントークされ、こちらの話は一切聞かない。エネルギーを吸い取られるだけだと気づきブロックした」(20代女性・事務職)
社会学的に分析すると、友情が壊れる原因と理由の根底には「ライフステージの格差による社会的文脈の断絶」と「心理的バウンダリー(境界線)の侵害」が存在します。
学生時代は「同じ教室、同じテスト、同じ可処分時間」という同一の文脈を共有していました。しかし大人になると、年収、既婚・未婚、子どもの有無、社会的地位などによって生活環境が激変します。その結果、無意識の比較から生じるマウンティングや嫉妬、価値観の押し付けが発生し、関係が破綻へと向かいます。長年続いた関係であっても、境界線を無視した依存や搾取が始まった瞬間、その絆は急速に腐食していきます。