ネット上の口コミやSNSで散見される最大の誤解が、「北海道の東端だから道内でも最も雪深く、極寒に耐えられないのではないか」というイメージです。
気象観測データが示す通り、根室市は海洋性気候の影響を強く受けるため、内陸の富良野や旭川、あるいは豪雪地帯の倶知安・小樽などと比較すると降雪量は圧倒的に少ないのが実情です。雪かき(除雪)の頻度自体は道内他地域と比べて軽微で済みます。
真の盲点は「雪」ではなく「暴風とアイスバーン」です。雪が少ない分、冷えた路面が強風によって磨かれ、ブラックアイスバーンが形成されやすくなります。「雪が降らないから大丈夫」と油断して普通タイヤで走行したり、防風性能の低い防寒着で外出したりすることこそが、旅行者や転入者が陥りやすい典型的な落とし穴です。