住居周辺でハチを見かけた際、最も重要なのは「危険なスズメバチ」か「温厚なドロバチ」かを正しく見分けることです。また、似たような泥巣を作る「トックリバチ」との違いも整理しておきましょう。
都市部や住宅街で最も身近なドロバチの代表格が「オオフタオビドロバチ」です。スズメバチとの見分け方には明確な基準があります。
【スズメバチとの主な識別点】
・体型と飛行姿勢:スズメバチは全体的に太く筋肉質で、直線的かつ俊敏に飛び回ります。ドロバチは胴体のくびれが明瞭で、比較的ゆったりとホバリングを交えながら飛びます。
・攻撃行動:スズメバチは接近するとカチカチと大顎を鳴らして威嚇しますが、ドロバチは人間を威嚇しません。
・腹部の模様:オオフタオビドロバチは黒地の腹部に2本の太い黄色い帯がくっきりと並ぶのが特徴です。
一方、同じドロバチ科に属する「トックリバチ」は、泥で作る巣の形状で見分けることができます。トックリバチの巣は、その名の通り陶器の徳利(とっくり)やお酒の壺のような美しい球体・口形状をしています。これに対し、一般的なドロバチの巣は泥を平たく塗り固めたような塊状や、細長い筒状の形状を連続して作るため、巣のフォルムを見れば一目で識別が可能です。