1作目の大ヒットを受け、物語は『新・極道の妻たち』をはじめとする続編群へと継承されていった。時代の変化とともに裏社会の構造や人間関係も複雑化したが、中心に立ち続けた岩下志麻の存在感は不変だった。
作品ごとに異なる対立構造やドラマが描かれつつも、貫かれたのは「愛する者を守るための覚悟」という普遍的なテーマだ。シリーズを重ねるごとに彼女の演技は熟成され、単なるバイオレンス作品にとどまらない深い人間ドラマへと昇華していった。
平成から令和へと時代が移り変わっても、作中で描かれた女性たちの生き様は色あせるどころか、多様性の時代における「個の強さ」の象徴として再評価されている。