ガチャを引いた瞬間、飛んでいくキャラクターが貧弱で「終わった」と諦める。しかし、ドラマはそこから始まる。画面が突如として巻き戻り、ウイスが時間を巻き戻す。あるいは、ガラスが砕け散るように画面が割れ、ビルス様が降臨する。
この「敗者復活」の演出こそが、ドッカンバトルのガチャを世界一エキサイティングにしている要素だ。最初から良い演出が出るよりも、一度落とされてから這い上がる方が、人間の感情の振れ幅は大きくなる。0.5秒前までの絶望が、一瞬にして絶頂へと変わる。この感情のジェットコースターが、プレイヤーを何度も「もう10連だけ」と引きずり込む魔力を持っている。