一連の動向は、過熱するエンターテインメント業界にこれまでにない衝撃を与えている。これまでのように完成した街でロケを行うのではなく、都市開発そのものをコンテンツの起点として消費していく手法。それは映像制作の新たなビジネスモデルであると同時に、街の記憶をどのように保存すべきかという重い課題を突きつけている。
取材の最後、長年この地で店を構えてきた商店主が寂しげに語った言葉が頭から離れない。「新しい街ができるのはいい。だが、俺たちの生きてきた痕跡まで、画面の向こう側のエンターテインメントとして消費されて消えていくようだ」。ネオンサインが消えゆく街角で、新しいコンクリートの匂いが夜気の中に漂っていた。メガ資本とメディアの欲望が交差するこの場所の結末を、世界が固唾をのんで見守っている。 (出典: 北 大塚(Yahoo!ニュース))
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