池そのものは環境保護および信仰の対象として立ち入りや直接の採水が厳しく禁じられていますが、隣接する設備で別府弁天池の湧水持ち帰りが公認されています。昭和60年(1985年)に環境庁(現・環境省)から日本名水百選に選定されたこの水は、名水ファンにとって垂涎の的です。
現地には整備された別府弁天池の水汲み場と専用容器の販売所が設けられています。給水設備には蛇口が複数設置されており、持参したペットボトルやポリタンクに直接注ぐことが可能です。容器を持参していない場合でも、敷地内の売店や地域交流施設にて専用のポリタンク(10リットル〜20リットルサイズ)が販売されているため、手ぶらで訪れても持ち帰ることができます。
採水にあたって留意すべき現場ルールは以下の通りです。
- 水資源維持協力金:給水口付近に設置された料金箱へ、維持管理への感謝として心付け(数十円〜100円程度)を納めるのがマナーです。
- 生水飲用の注意点:湧出直後の水質は極めて良好ですが、公的な衛生管理基準に基づき、「持ち帰り後の飲用は一度煮沸すること」が推奨されています。カルシウムや重炭酸イオンを豊富に含む弱アルカリ性の軟水であり、お茶やコーヒー、炊飯に使用すると素材の風味が劇的に引き立ちます。
- 保存期間の目安:防腐剤等の添加物がない天然水のため、冷暗所または冷蔵庫で保管し、数日以内に使い切るのが鉄則です。