スマートフォンアプリを通じたバンキングサービスは、いまやどの金融機関も当たり前に提供している。しかし、同行の強みは「アプリで手続きを完結させる利便性」と「対面だからこそできる深い経営相談」のハイブリッド化にある。メガバンクの店舗削減が相次ぐ中、あえて主要拠点での相談カウンターを拡充するアプローチが功を奏している。
高齢化が進む地域コミュニティへの目配りも忘れていない。シニア層向けのデジタル活用講座を定期開催しつつ、事業承継や資産継承といった極めて個人的で複雑な課題には、熟練のコンサルタントが直接膝を突き合わせて対応する。この人間味あふれる距離感こそが、デジタル時代の差別化要因となっている。