ネット上やSNS広告では「この育毛シャンプーを使うだけでフサフサに」といった過激な宣伝が散見されますが、これは医学的な見地から明確な誤解です。
シャンプーの本来の目的は「頭皮の余分な皮脂や汚れを洗い流すこと」であり、毛母細胞へ直接働きかけて発毛を促す作用はありません。頭皮環境を健やかに保つサポートにはなりますが、すでに休止期に入ってしまった髪を成長期へ引き戻すには、体格・血液検査に基づいた医薬品の投与や栄養補給が欠かせません。
また、「芸能人は全員植毛をしている」という噂も誇張です。女性のびまん性脱毛症の場合、後頭部を含めた全体が細くなる傾向があるため、自毛植毛よりも投薬治療や頭皮注入療法で自毛の太さを取り戻すアプローチが圧倒的多数を占めています。