引退後の彼は単なる元アスリートの枠組みを軽々と飛び越え、日本の芸能界において確固たる地位を築き上げた。その才能を世界に見せつけたのが、リドリー・スコット監督がメガホンを取った1989年のハリウッド大作映画『ブラック・レイン』である。
名優・高倉健や松田優作らと肩を並べ、裏社会に生きる凄みのある男を見事に演じきった。バラエティ番組で見せる天然ボケやお茶目なキャラクターとは対照的な、冷徹で鋭い眼光は海外の批評家からも絶賛された。
演技派俳優としての顔、そしてお茶の間を笑顔にするタレントとしての顔。多面的な魅力を持つ彼が長年にわたり芸能界の第一線で重宝されてきた事実は、その人間性と類まれな生命力の高さを証明している。