放送から年月が経つなかで、惜しまれつつこの世を去ったキャストもいます。なかでもアキの祖父・天野忠兵衛役を演じた蟹江敬三さんの存在は、作品にとってかけがえのないものでした。
遠洋漁業の船長として年に一度しか帰らないものの、帰宅するたびに家族と町を明るく照らした忠兵衛じいちゃん。豪快な笑顔と情に厚いキャラクターは、震災復興のテーマを抱える物語において大きな希望の象徴でした。蟹江さんは放送終了翌年の2014年3月に70歳で逝去されましたが、その魂のこもった名演は今もファンの記憶に深く刻まれています。
また、琥珀の坑道で独特の存在感を示した名優たちを含め、作品に関わった先人たちの熱量が、ドラマの普遍的な輝きを支えていたことは間違いありません。