「同じ窓側ならA席でもE席でも大差ない」と考えがちですが、車窓から見える風景と車内の居住性には決定的な違いが存在します。
最大の相違点は富士山が見えるかどうかです。東海道新幹線の名物である富士山は線路の北側(山側)に位置するため、下り・上りともに富士山が見えるのは2列シートの窓側である「E席」に限られます。A席からは線路の反対側に隠れてしまうため、雄大な富士山を拝むことはできません。
その一方で、A席にはA席ならではの車窓の醍醐味があります。神奈川県の相模湾沿岸や静岡県の浜名湖周辺、さらには工場夜景など、開放感のある水辺や海側のパノラマビューを堪能できるのはA席ならではの特権です。朝日や夕日の差し込み具合も異なるため、日差しを避けたい場合は時間帯に応じた東西の太陽の位置を考慮して選ぶのが賢明です。