子どもの顔に生じる円形や楕円形の白いカサカサした斑点は、医学用語で「単純性粃糠疹(Pityriasis alba)」と定義されます。古くから農作物の「畑」のように土ぼこりが白く乾燥して広がっているように見えることから、一般的に「はたけ」の通称で広く知られてきました。
症例写真や視診で確認できる代表的な所見は、以下の3点に集約されます。
・境界が不鮮明な淡い白色斑:周囲の正常な皮膚との境目がくっきりせず、グラデーションのようにぼやけている。
・表面の細かい落屑(粉吹き):病変部を手で触れるとザラザラしており、小麦粉を軽くまぶしたような微細な皮むけが見られる。
・好発部位:頬部(ほっぺた)を中心に、口の周囲、顎、上腕や肩周りに多発しやすい。
自覚症状としての強い痒みや痛みはほとんどなく、本人が気づかないうちに保護者が発見するケースが大半を占めます。