この競技場の歴史を語る上で欠かせないのが、日本陸上競技連盟が主催した伝説的な大会の数々だ。なかでも、第103回日本陸上競技選手権大会で見せたトップアスリートたちの激闘は、いまもファンの記憶に鮮烈に焼き付いている。
男子100m決勝では、サニブラウン・ハキームと桐生祥秀ら日本屈指の超速スプリンターたちが激突。火花を散らすデッドヒートの末、サニブラウン・ハキームが圧巻の走りでスタジアムを揺るがした。桐生祥秀も意地を見せる走りでスタンドを沸かせ、あの夕暮れ時の大歓声は陸上競技の醍醐味を凝縮した瞬間となった。超ハイレベルな決戦の舞台として、このトラックは数々の伝説を刻み続けている。