現在でこそ一文字の「波瑠」として認知されていますが、デビュー初期の活動歴を振り返ると、彼女はかつて「南波瑠(みなみ はる)」という名義で活動していました。2006年のドラマ『対岸の彼女』や映画『だからワタシを座らせて。 通勤電車で満席に座る方法』など、キャリアの最初期にはこの4文字の名前がクレジットされています。
その後、名字を切り落とし「波瑠」へと改名した理由について、本人は「姓名判断の画数」や「事務所スタッフとの相談の中で、よりインパクトがあり覚えやすい響きを選択した」といったエピソードを明かしています。海や風の広がりを想起させる「波」と、宝石の瑠璃を連想させる「瑠」の組み合わせは、爽やかでありながら芯の強さを感じさせる独特の響きを持っています。
さらに、彼女のキャリアを決定づけたのが、2012年の『non-no』専属モデル就任時における「ロングヘアからショートカットへの劇的なイメチェン」でした。オーディションに落ち続け、エキストラ同然の端役ばかりだった10代後半の停滞期を打破するため、当時の雑誌編集長の提案を受け入れてトレードマークだった長い髪をバッサリと切断。このヴィジュアル刷新とシンプルな芸名「波瑠」の確立が見事に噛み合い、彼女の快進撃が幕を開けることとなりました。