かつては長さばかりがフォーカスされがちだった男性器のサイズ論争だが、近年は「太さ」の重要性が叫ばれるようになっている。これには解剖学的な理由がある。女性の膣壁には多くの神経末梢が存在するが、特に刺激を感じやすいとされる領域は入り口から数センチの比較的浅い部分に集中している。そのため、長さよりも適度な密着感をもたらす「太さ」のほうが、パートナーの満足度に直結しやすいと考えられているのだ。
しかし、これも絶対的な法則ではない。性的な快感は肉体的なフィット感だけでなく、パートナーとの情緒的なつながりや、丁寧な前戯、コミュニケーションの質に大きく左右される。物理的な「太さ」だけを追求することは、本質的な性生活の豊かさを見失う原因になりかねない。