激動の平成を駆け抜けた主役たちも、時の流れとともに世を去りました。2026年の現在、当事者たちの足跡を振り返ると、数奇な人生の巡り合わせに思いを馳せずにはいられません。
野村沙知代さんは晩年、メディア露出を控えめにしながらも克也氏と穏やかな生活を送り、2017年12月8日、虚血性心不全のため85歳で急逝しました。克也氏は愛妻の突然の死に深く落胆し、その約2年後となる2026年2月11日に後を追うように旅立たれました。
一方の浅香光代さんは、沙知代さんの訃報に際して「なんだかんだ言っても寂しいね。彼女がいたから私も注目された」と往時を懐かしみ、かつての宿敵の死を悼みました。その浅香光代さんも2026年12月13日、膵臓がんのため92歳で永眠。奇しくも同じ年に野村夫妻と浅香さんの全員がこの世を去ることとなったのです。
かつて激しく火花を散らした両者ですが、後年の浅香さんの回想からは、単なる憎悪を超えた奇妙な戦友意識のような絆さえ感じられました。強烈な個性と生命力で昭和から平成のエンターテインメントを支えた二人の女優の存在は、今なお色褪せない輝きを放っています。