第二部における木ノ葉丸の戦闘シーンは、従来の忍組手を超越した緊迫感に満ちている。かつての『NARUTO -ナルト-』で魅せたペイン戦での螺旋丸など、天才的な資質を見せていた少年は、いまや忍界の存亡を背負う立派な上忍へと昇華した。
木の葉隠れの里を突如として襲った神樹の刺客に対し、木ノ葉丸は迷うことなく最前線へと飛び込んだ。圧倒的なチャクラ量と変幻自在の攻撃を繰り出す敵に対し、猿飛一族伝承の忍術と口寄せの術、さらには洗練された忍法を駆使して対峙する。しかし、相手の能力はこれまでの忍術の常識を遥かに凌駕していた。
防戦一方に追い込まれながらも、部下や里の同胞を守るために盾となる姿は、亡き祖父・猿飛ヒルゼンや伯父・猿飛アスマの面影を強く感じさせる。命を削りながら戦うその雄姿こそが、ファンに「これが彼の最期になるのではないか」という悲壮感を抱かせた最大の因果といえる。