日本海に近い丘陵地に位置するボートレース三国は、季節風の直撃を受けやすい地理的環境にあります。天候と風の向きは、レース結果速報のオッズ盤を大きく揺るがす最大のファクターです。ボートレース三国の風と天候の影響を読み解く鍵は、まさに「風速5mの境界線」にあります。
春から夏にかけては緩やかな追い風や向かい風の日が多いものの、晩秋から冬場にかけては強い北西の季節風が吹き荒れます。一般的に「追い風=イン有利」とされますが、三国において風速5m以上の強烈な追い風が吹いた場合、イン艇はスピードを抑えきれずに1マークで大きく外へ流れてしまいます。その隙を突いて鋭く切り込むのが、2コースの差し、あるいは4コースのまくり差しです。このシチュエーションでは、1号艇が着外に沈むか2着・3着に敗れ、三連単の配当が跳ね上がります。
一方、向かい風5m以上のコンディション下では、スロー勢の助走距離不足が露呈し、ダッシュ勢(3・4・5コース)の全速まくりが一気に決まり始めます。現地の気象観測データやネットの直前モニターで「風向」と「風速」を監視することは、三国で期待値を追うギャンブラーにとって必須の作業といえます。