2006年流行語大賞を総括!イナバウアーからハンカチ王子の現在まで徹底解剖

2006年流行語大賞を総括!イナバウアーからハンカチ王子の現在まで徹底解剖

2006年流行語大賞を総括!イナバウアーからハンカチ王子の現在まで徹底解剖の注目されている理由をコンパクトにまとめました。最新トレンドを一目で把握できます。

詳細を見る

流行語が一人歩きする過程で、本来の意味とは異なる解釈が世間に定着してしまうケースは珍しくありません。その代表例が「イナバウアー」です。

多くの人々が「上半身を大きく後ろへ反らす動作」そのものをイナバウアーだと誤認していますが、フィギュアスケートの技術定義において、イナバウアー(Ina Bauer)とは「足を前後に開き、つま先を180度開いて横に滑るムーブズインザフィールド(足技)」を指します。ドイツのスケーターであるイナ・バウアーが開発したことから命名されました。

荒川選手が行った技は、イナバウアーの体勢を取りながら上体を大きく反らせる応用技「レイバック・イナバウアー」でした。当時の採点システム(新採点方式)において、この技自体には技術的な加点がほとんど付かない規定でしたが、荒川選手は自らの芸術的表現力を極限まで高めるためにプログラムへ組み込みました。この「背中反らし」の強烈なビジュアルインパクトが先行した結果、バラエティ番組や日常の雑談で「のけ反るポーズ全般」をイナバウアーと呼ぶ誤解が全国規模で定着することになったのです。

伊藤 翔太
著者

伊藤 翔太

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。