『ジュラシック・ワールド』吹き替え版が今も物議を醸す理由――タレント起用が生んだ「違和感」の正体と映画ファンの本音

『ジュラシック・ワールド』吹き替え版が今も物議を醸す理由――タレント起用が生んだ「違和感」の正体と映画ファンの本音

今注目を集めている 『ジュラシック・ワールド』吹き替え版が今も物議を醸す理由――タレント起用が生んだ「違和感」の正体と映画ファンの本音について、主要な情報をご紹介しています。

日本の洋画興行において、タレントやアイドルの吹き替え起用は今に始まったことではない。配給会社としては、普段映画館に足を運ばないライト層を取り込むための強力なプロモーションツールなのだ。テレビのワイドショーやWebメディアで取り上げられやすくなるメリットは計り知れない。

しかし、その代償はあまりにも大きかった。『ジュラシック・ワールド』のような緊迫感あふれるパニックアクションでは、一瞬の演技のズレが致命傷になる。恐竜に襲われる極限状態の叫び声や、緊迫した会話シーンで、棒読みのセリフが流れた瞬間に観客は現実へと引き戻されてしまうのだ。結果として、プロモーション効果と引き換えに作品の質そのものが毀損されるという本末転倒な事態を招いた。

井上 凛
著者

井上 凛

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。