導入を検討する家庭において、見落とされがちなのが「住居環境(賃貸)」と「便座の硬さ(ハードかソフトか)」の選択です。
賃貸マンションやアパートの場合、便器本体に穴を開けたり配管を加工したりする工事は不可能です。そのため、既存の便座を挟み込んでボルト締めするタイプや、便座の上に置くだけで自重と滑り止めストッパーで固定するタイプが第一選択肢となります。退去時の原状回復トラブルを避けるためにも、取り外した元の便座パーツやネジ類は大切に保管しておく必要があります。
また、素材の選び分けについては以下の基準が目安となります。
・ハードタイプ(硬質プラスチック製):体重が重い方でもたわまず、身体を預けたときの安定感が高い。ウォシュレットノズルの位置が狂いにくい反面、痩せ型の方はお尻が痛くなりやすい。
・ソフトタイプ(発泡ウレタン・クッション製):体圧分散に優れ、坐骨の痛みを和らげる。冬場に座ったときのヒヤリ感も少ない。ただし、端に体重をかけると沈み込むため、座位バランスが不安定な方はやや注意が必要。