台風の接近時や特別警報、大雪警報が発表された際、気象庁や自治体は強いトーンで「不要不急の外出を控える」よう警告を発します。自然災害時における自粛要請は、単なるマナーの問題ではなく「生命維持のための退避行動」そのものです。
台風時は、看板の落下や街路樹の倒木、飛来物による直接的な負傷に加え、急激な内水氾濫でアンダーパスが水没する危険が高まります。また、大雪警報下ではノーマルタイヤ車や大型トラックのスタックを端緒とする大規模な車両滞留(立ち往生)が頻発し、氷点下の車内に長時間閉じ込められる一酸化炭素中毒や低体温症の事故が後を絶ちません。
「自分は運転に慣れているから問題ない」という過信は禁物です。道路閉塞や公共交通機関の計画運休が発生する前に、自発的に予定を切り上げる勇気が命を救います。