ブルマという呼称は、19世紀のアメリカで活躍した女性解放運動家でありジャーナリストのアメリア・ジェンクス・ブルーマー(Amelia Jenks Bloomer)の名前に由来しています。
当時、西洋の女性たちは極端に締め付けるコルセットと、裾が地面を引きずる重厚なロングスカートの着用を強いられていました。この過度な衣服は女性の健康を著しく損ない、自由な日常動作を妨げる要因となっていたのです。1851年、女性運動家のエリザベス・スミス・ミラーが考案した「ゆったりとした膝下丈のパンツの上に短いスカートを重ねるスタイル」に着目したアメリア・ブルーマーは、自身が発行する雑誌『ザ・リリー(The Lily)』でこの合理的な衣服を大々的に紹介・普及させました。
この画期的な衣装改革運動によって広まったパンツスタイルは、彼女の名を取って「ブルーマーズ(bloomers)」と呼ばれるようになります。つまり、英語における本来の意味でのブルマとは、女性が健康と自由を獲得するための「女性解放運動の象徴」だったのです。