SNSやネット上の写真で、真っ青に発光する巨大な満月の画像を見かけることがありますが、あれらの大半はデジタル加工されたイメージです。通常のブルームーンで月の表面が物理的に青く発光することは天文学上ありません。
ただし、歴史上の例外として「物理的に青い月」が観測された事例は存在します。1883年のインドネシア・クラカタウ火山の歴史的大噴火では、大気中に大量の微小な火山灰粒子が放出されました。この粒子のサイズが赤色光を散乱させ、青色光だけを通過させたため、世界各地で約2年間にわたり本物の青い月が観測された記録が残っています。
現在話題になるブルームーンは、あくまで「暦の上の出現頻度」を指すものであり、天体そのものの発光色が変化するわけではないという点は、事前に知っておくべき重要な基礎知識です。