脱サラして音楽の世界へ飛び込むリスクは、決して小さなものではなかった。当時の小渕は営業マンとしてトップクラスの成績を収めており、安定したキャリアを捨てて路上に立つことは大きな賭けだったと言える。
そんな人生の大きな分岐点において、彼女は嫌な顔ひとつせず「あなたのやりたいことをやってほしい」と励ましたという。路上ライブの寒さに耐える彼を温かい料理で迎え、生活面を細やかにサポートしたエピソードは、ファンの間でも語り草になっている。
名もなきストリート時代からメジャーの頂点へと上り詰める軌跡は、二人が二人三脚で歩んできた証そのものだ。