人気力士同士の対決になると、何十本もの懸賞旗が土俵を何重にも取り囲みます。しかし、どれほど出稿希望が殺到しても、1取組あたりの懸賞本数は最大50本が上限と定められています。
かつては1取組に60本以上の懸賞が懸かることもありましたが、懸賞旗の行進に時間がかかりすぎて取組の進行が遅れることや、NHKのテレビ中継枠に収まらなくなる懸念から、現在は原則として1取組50本の上限規制が敷かれています。
また、幕内全体での1日の総本数や場所全体の受領本数にも運用上の枠が設けられており、特定の一番に申し込みが集中した場合は、相撲協会による調整(先着順や過去の実績による割り当て)が行われます。土俵を回る呼び出しの隊列が整然と美しく見える制限本数こそが、大相撲の様式美を守る防波堤となっています。